【理美容室人気No1床仕上げ】ケミクリート塗装って知ってる?|サロンマーケット
はじめに
理美容室の設計・デザイン施工を300件以上手掛けたサロンマーケット。
今回は、デザインの相談をいただく中でこれにしたい!という要望が非常に多い床の秘密をご紹介していきます。
三軒茶屋バーバーのこれまでの記事は ↓
ケミクリート塗装とは
上記の画像のような床は、コンクリートの床の上に「ケミクリート」と呼ばれるエポキシ樹脂系塗り床材を塗装して仕上げています。
ケミクリートとは
耐久性、耐衝撃性、耐水性、耐薬品性、清掃性、などに優れた床の保護材です。
工場や倉庫、厨房、駐車場、病院、学校など車や人が多く動き回るような強度の必要な床に用いられます。
理美容室の床に利用する面でも、見た目がかっこいいだけではなくかなりのメリットがあります。
コンクリートの床を望まれる方が多いですが、そのままの状態では床に落ちた髪の毛が掃きにくい、経年によってひび割れが起こるなどのデメリットも。
そのため、ケミクリートできちんと保護してあげるのが重要です!
下地を整える
ケミクリートを塗装する前に、現状の床を整えていく必要があります。
凸凹があると、見た目が悪いだけでなくケミクリートが上手く浸透しない、水たまりのようにたまったまま固まってしまう場合があります。
床をきれいにモルタルでならしていきます。
きれいに塗装し終えました。
ケミクリート塗装準備
今回塗装するのは「ケミクリートEPクリア」という透明のタイプです。
緑や赤などいろんな色があります。
A液とB液があるので、混ぜ合わせてから使います。
実はこれ、すごいにおいがします!!!
THE 薬品 って感じの香りで乾燥してもしばらくは匂うので、十分な乾燥期間が必要です。
いよいよ塗装!!!
下準備が終わったら、いよいよ塗装していきます。
施工の方法は、ケミクリートのメーカーでは「ローラーで塗り込む方法」と「金鏝でのしごき塗り」があると説明されています。
弊社では数々の現場で、実際に施工を行ってきた経験から「金鏝でのしごき塗り」の施工をとっています。
↓ のように液を流し込み、薄くのばしていく方法です。
塗りむらがないよう、均等な厚さで丁寧に伸ばしていきます。
乾燥させる
塗装後表面が乾くのは結構早いですが、仲間で乾くのは時間が必要です。
乾いたと思って、立ち入ってしまうとペタペタと足にくっつく感覚があります。
足跡がついて塗りなおしになるので、十分な乾燥期間が必要です。
今回は丸2日間ほど乾燥期間を設けました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、やりたい床No1の「ケミクリート塗装仕上げ」に関してご説明しました。
見た目がかっこいいだけでなく、機能的にも理美容室の床に最適の「ケミクリート」
よくある塩ビタイルではなく、本物のコンクリートの質感の床にしたい!と思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!!